令和4年度長野県公立高校入試の平均点について
長野県教育委員会から、令和4年度長野県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果が発表されました。
具体的な数値と今後の課題について解説します。
令和4年度長野県公立高等学校入学者選抜学力検査結果
受検者数
- 受験者総数 10,168人(+220人)
- 全日制 9,908人(+179人)、定時制 128人(+10人)、多部制 132人(+31人)
※( )内は前年度比較と増減
教科別平均点
- 国語 47.8点(57.6点、-9.8点)
- 社会 52.5点(63.5点、-11.0点)
- 数学 46.5点(51.9点、-5.4点)
- 理科 39.0点(56.8点、-17.8点)
- 英語 51.3点(59.9点、-8.6点)
※( )内は前年度数値
解説
すべての教科で、前年度入試の平均点を下回る結果になりました。このような結果になった原因は大きく二つが考えられます。
- コロナの影響
- 新学習指導要領への変更
それぞれ見ていきましょう。
その1 コロナの影響
一つめのコロナの影響ですが、これに関してはかなり大きいのではないしょうか。令和3年度入学者(現高2生)も同様に1年間コロナの影響を受けたという考え方もあります。しかし、令和4年度入学者(現高1生)の場合考えていただきたいのが、学習の難易度が上がる中学2年生から2年間、コロナの影響を受けていたということです。そして、突然の休校や授業の遅れをカバーできなかった受験生が成績下位の生徒に多かったようです。
その2 新学習指導要領への変更
二つ目は、新しい教科書に変わり、求められる学習量と技能(思考力・判断力・表現力)が増えたことがあります。それに伴い、思考力・判断力・表現力を問う出題が増え、単純に問題の難易度が上がったことが考えられます。
また、問題文の分量が増えたため、例年通り取り組んでいた受験生の時間が足りなくなり、力を出せなかったということもありました。
今後の課題と教科別学習法
今後入試で高得点を取るためには、新指導要領で求められる「思考力」「判断力」「表現力」を測る問題への対策と問題文量の増加による時間不足への対策が不可欠です。しかし、変更初年度で対策が立てづらかった昨年度とは違い、これからの受験生には過去問があります。
おすすめは、自分が住んでいる県で出題されたものだけでなく、全国の都道府県で出題された過去問も活用しましょう。そうすることで、新学習指導要領での実践練習が47回も可能になります。
教科別学習法
以前別の記事で新しい教科書に変わってからの学習法について詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
国語
数学
英語
理科
社会
まとめ
令和4年度長野県公立高等学校入学者選抜の結果から、次年度入試に向けた対策について解説しました。全国の過去問を研究する際におすすめしたいのが、旺文社から毎年出版されている「全国高校入試問題正解」です。ここには全国の入試問題がすべて掲載されています。本の分厚さから塾業界では「電話帳」と言われていますが、これらを活用することでまわりに差をつけるだけの十分な入試対策ができるのではないでしょうか。
個太郎塾佐久平教室では、個々の志望校や状況に合わせた学習計画を立てます。
たとえば、上田高校や野沢北高校などの上位校進学を目指す受験生には、この本を使って全国の過去問対策を行うために遅くとも1月には中学校学習内容を完成させるように学習計画を作成します。そして、十分な実践練習を積んでから本番に臨みます。
また、岩村田高校や野沢南高校、小諸高校などの中堅校を目指す生徒には、全国の入試問題の中から得点してほしい単元の出題を数多く練習し、不用意な失点を防ぐように対策します。
個太郎塾の受験指導にご興味のある方は、下のボタンを押して詳しい案内をご覧ください。
長野県佐久市岩村田にある個別指導塾『個太郎塾佐久平教室』
営業時間:15時から21時(金・日曜日定休)
〒385‐0022 長野県佐久市岩村田936‐6 TEL:0267‐88‐7861