お子さまの「どうして勉強しないといけないの?」に答える本!齋藤孝『こども「学問のすすめ」』【講師のオススメ本】
こんにちは。個太郎塾佐久平教室の渡辺です。
みなさんは福沢諭吉という人物をおそらくご存知だと思います。誰だったかしら?というかたでも、一万円札の…といえば思い当たるひとも多いのではないでしょうか。
それでは、福沢諭吉の書いた本、『学問のすゝめ』はどうでしょうか。
名前は知っているけれど読んだことは…というかたもいば、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という有名なフレーズを思い浮かべるかたもいるのではないでしょうか。
『こども「学問のすすめ」』ここがいい!
この本には題名の通り、「なぜ学問が必要なのか」についてを友人にあてて書いたものとされています。そして本日ご紹介する齋藤孝先生の『こども学問のすすめ』は、この『学問のすゝめ』の一部をこども向けに・分かりやすく原文と現代の言葉で解説したものです。
タイトルのとおり「どうして勉強するんだろう」という疑問や、「将来どういう人になりたいか」を考えるきっかけになったり、人間関係やお金関係、独立心といった部分にも学問は大切なんだ、とわかるような構成になっています。
「こども」とありますが、これまでに『学問のすゝめ』を読んだことのない大人のかたや、お子さんと一緒に読んでみたい!というかたにも楽しむことができる内容だと思います。
私は、この本のなかで「賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」という章の、「勉強した人は、人よりたくさん知識があるので、だいじな仕事や難しい仕事をまかせられます。」「勉強するかしないかで、人生がこんなにちがってしまいます。だから学問は必要なんだ」という部分や、
「もっぱら勤むべきは、人間普通実用に近き実学なり」という章の、「実学(世の中の役にたつ学問)は理科系と文科系の両方をしっかり学ぶことで身につきます」「理科や算数も国語も社会も、強い頭を作って自分の力で生きるために必要な“実学”だったんです」という部分には肯首しきりでした。
大人になってから、「もっと勉強しておけばよかった」と思うことが多々あります。しかし、大人になってからだと間に合わなかったり、そもそもの時間が捻出できなかったりして…(言い訳)
せめて自分の子どもには、今のうちから勉強の大切さを理解してほしい!
そういったかたにオススメです。これをきっかけに原文を読んでみたくなったり、勉強を頑張ろう!と思ってくれたら嬉しいです。
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