【定期テスト対策】数学 新しい教科書でどう変わる?
新教科書によって出題様式が様変わりした定期テスト
2021年4月から中学校で教科書が変わり、各教科で重要視される観点が変わりました。それに伴って定期テストで出題される内容や発展的な問題の出題割合も大きく変わったので、改めて各教科ごとにまとめたいと思います。
数学で問われる力
他教科に比べて「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」の区別がしやすい数学では、定期テスト前半で知識を問う基本問題、後半で文章題などの応用問題を思考力問題として出題するのが定番の構成です。今までより「思考力・判断力・表現力」を問う問題の出題割合は増えていますが、依然として「知識・技能」を軽視することはできません。設問間の難易度差が大きくなり、設問数の多さから処理能力が問われる定期テストでは、目標点に合わせてどこを強化するかが大切になります。
計算問題対策で大切なことは?
高得点を狙うなら正確性と速さが必須!後半に時間のかかる応用問題が控えているので、なるべく早く解き終えたいです。平均点が目標なら、計算での失点は絶対防ぎましょう。計算練習を繰り返し、確実に得点することが大切です。
復習問題対策は?
前学年の復習など時間が経っている内容は、忘れていることが多く要注意です。既習内容は、長期休みを利用して復習しましょう。
新教科書での「知識・技能」問題とは?
考え方を重視した新しい教科書では、単純な計算問題だけでなく、計算で間違えそうな部分をあえて空所にして出題し、計算方法が理解できているかを見る問題が増えています。「知識」は覚えるのではなく理解するものへ変わりました。そのため、途中式を書いて計算の流れを理解することがより大事になってきます。
「思考力・判断力・表現力」問題とは?
教科書や問題集で応用問題とされている文章題が「思考力・判断力・表現力」を問う問題です。以前より「説明する」問題が増えているのが特徴です。また、定期テストでは「思考力・判断力・表現力」を問う問題の割合が増えていますので、平均点以上を目指すなら応用問題対策は必須です。理由を説明する記述問題を解けるようにしっかり対策しましょう。
「日常生活で数学を生かす」問題とは?
一次関数の文章題で出題される携帯電話料金のように、新教科書のコンセプトである「日常生活で生かす数学」を意識した問題は、今後増えてくることが予想されます。しかし、問題集や入試で頻出の定番問題が出題されることが多いので、実は対策次第で得点源にすることが可能です。それでも、文章題は状況を読み取ることが重要なため、読解力の強化も必要です。
総合テストでは高校入試の類似問題が出題されている?
長野県では、中3の2学期以降は入試を意識した総合問題になります。高得点を狙う生徒は、過去の入試問題を研究することで応用問題に対応しましょう。
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