【「どうせできない」「やってもムダ」が口ぐせのお子さんへ】自己効力感アップが成績アップの近道です!!
こんにちは。個太郎塾佐久平教室の渡辺です。
みなさんは自己肯定感という言葉を知っていますか?それでは、自己効力感はご存じでしょうか。
響きも用途も似た言葉ですが、その違いは以下のようになっています。
自己肯定感と自己効力感
まず自己肯定感についてですが、自己肯定感とは、どんな自分でもあるがままに受け入れることができ、「どんな自分でも好き」「どんな自分であっても存在してよい」と思えることだそうです。
この自己肯定感は、成功の喜びや幸せを感じることで高まっていくとされています。
それに対して自己効力感とは、目標を達成するための力を自分が持っている、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と認知することだそうです。失敗を恐れずに挑戦することができ、もし失敗しても「次はこうしてみよう」と再チャレンジすることができます。
「どうせできない」「やってもムダ」が口ぐせになっているお子さんは、もしかしたらこの自己効力感が低いのかもしれません。
さて、この「自分ならできる」と挑戦する力、自己効力感が高まれば、自己肯定感も高まると言われています。せっかくならお子さんには自分を好きでいてもらいたいですよね。
自己効力感を高めるには
「自分ならできる」「きっとうまくいく」という思いを育むには、成功体験の積み重ねと、失敗したとしても能力は伸びている・以前よりも前進しているということを意識することが大切です。
もちろん勉強に限った話ではないのですが、今回は勉強に関しての「やってもムダ」という気持ちを変えていく方法をお話しします。
2学年下ルールとは?苦手な教科を勉強させるときの注意点
さて、教育の世界では、「教えるときは、相手より2学年下の子でも理解できるような言葉を選ぶ」のが暗黙のルールとして知られています。
学力の低い生徒が理解できるように、というのももちろんありますが、誰しも新しいことを学習するときはギリギリ意味を知っているような熟語を並べるよりも、普段から使っているような言葉を極力交えた方がスッと頭に入ってくるのです。
この「2学年下」というのは他の場面でも意識してみると、思いのほかうまくいくことが多い基準となります。
たとえば、勉強のやる気がないお子さんを机に誘導したいとき。あるいは、勉強が嫌いなお子さんに少しでも勉強に向き合ってほしい時など。
ついつい、苦手な教科や問題をやらせたくなりますよね。
しかし、それはかえって逆効果だったりもするのです。
「今」苦手意識を持っている教科を本人の希望でなく無理にやらせようとすると、「やっぱりできなかった」「どうしても好きになれない」という感覚を強めてしまって、その教科に向き合うときの思考力を低下させてしまうような習慣づけになってしまいます。
スモールステップ成功体験
しかし、「今」勉強が嫌いであったり、「今の」学校の勉強が難しく感じてしまうお子さんでも、2学年下の学習内容であればすんなり解けてしまうことが多いです。
「問題です!2×3は?」「きせつ、を漢字で書けるかな」「本、を英語でどう書くでしょう?」
のように、しつこくならない程度に2学年下の問題を何問か出題して、正解できたら「正解!」「すごい!」と伝えること。このとき、くれぐれも本人には下の学年の問題だということを意識させてはいけません。「自分はばかにされている…」なんて、余計にやる気を失う結果になってしまいます。
これを何日か繰り返しているうちに、その教科での小さな成功体験をたくさん重ねることができます。
この「やればできる」成功体験が、その教科に対する苦手意識を取り払う最大の武器になります。「やってもムダ」「どうせできない」を言わなくなる効果的な方法だと思います。
苦手意識がなくなれば思考力も通常に戻ります。その教科や新しいことを勉強してみようかな、という意欲にもつながります。
そして、「努力すれば成績が伸びる」ことが意識づけられれば自己効力感が高まり、新しいことに挑戦したり、今まで苦手意識を持っていた教科でも「やってみよう」と思えるかもしれません。
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