【保護者の質問に答えます】学校の授業で7~8割理解できているうちの子、家での勉強は何をしたらいい?【小学校低学年の家庭学習】
こんにちは。個太郎塾佐久平教室の渡辺です。
本日は、小学校1年生のお子さんをもつ保護者のかたからいただいたご質問です。
小学校1年生の家庭学習について
基礎的なことが学校の授業で7、8割理解できている子には、家でのワークなどの勉強ではすでに解けるような基礎的なことを繰り替えすほうがいいのか、それとも自分のレベルより少し難しい問題を、数は多くなくてもじっくり解いたほうがいいのか、学力的に、あるいは自己肯定感を上げるうえでどっちがいいとかありますか?
小1保護者
宿題プラスαでの家庭学習のご相談ですね。
ケースバイケースであることはもちろんなのですが、個人的には中学受験を念頭にいれようがいれまいが、小学校3年生以下の家庭学習は学校内容までのレベルをおススメしています。
むしろ、小学校2年生までは勉強の習慣や意欲、ベースを作っていく時期だと思うので、第一は勉強を嫌いにさせないこと、第二に教科書内容を確実にしていくことを意識したいです。
小学1~2年生の家庭学習、取り組ませるときに気を付けたい2つのポイント!!
そのうえで何をしたらいいかというと、
・教科書内容レベルの問題で本人も解けるくらいのものを、本人の納得する時間(5分とか10分、もしかしたら1、2問)をなるべく毎日同じ時間に取り組む
・「できた」を積み重ねることで、「この教科は嫌いじゃない」「好きかも」という意識をつける
ここのポイントは、本人が自力で解けるレベルの問題を厳選するということと、本人が「他のことをやりたい!もう勉強したくない!」とならないくらいの時間で切り上げる、というところです。
小学生に限らず、「できた!」が続けば楽しくなりますし、その教科や勉強は得意だ・好きだという意識づけができて勉強へのモチベーションがあがります。
学校の勉強で8割以上を理解できていると難しい問題に取り組ませたくなりがちなのですが、それで「解けないからこの教科、苦手なんだ…」となってしまうタイプのお子さんは、その後も学校や塾でも「苦手…」という気持ちで授業を聞いてしまって理解度が下がることが多いです。「嫌い」を「好き」にするのはもちろんのこと、「普通」「やればできる」に変えていくのは至難の業ですよね。
つまり、勉強を「時間を奪う嫌なもの」や「解けなくて嫌な思いをするもの」にしてしまっては元も子もないということです。勉強や教科への感情がプラス、もしくはフラットな状態にすること、そして強は「この時間になったらやるもの」という習慣ができていることが望ましいです。
もちろん、「難しい問題!燃える~!!」というタイプのお子さんはこれに当てはまりません。
ワークを解く以外に、勉強や教科への意欲をアップさせる方法はある?
正解実績を積みあげる以外に、学習意欲を高める方法はありますか?
小1保護者
学校の宿題にくわえてこういったことをやるのはさすがに勉強だらけになってしまう…という場合におススメなのが、算数パズルや100ます計算、漢字パズルなどです。これらを扱うときは、制限時間を設けて達成できるかゲーム形式にしたり、保護者のかたも同時スタートで解いてみると面白いです。(お子さんの様子をみて手加減してくださいね)
以前、小学校高学年のお子さんが算数は苦手・計算ミスが多い…とのことで、取り組んでもらったのが100ます計算と四則計算パズルでした。何回も取り組むうちに、どれとどれを足したら/引いたら/かけたら/割ったらどの数になるのかが感覚でわかるようになり、計算ミスも減り、スピードも上がりました。単純な計算だけのパズルなので「算数は嫌い」と嫌がることもなく、むしろ「先週よりもっとパズル解きたい!」と毎週楽しみにしてくれているようです。
当塾でも算数数学パズル道場を開校したので、興味のあるかたはぜひご参加ください☺
余談ですが、わたしが小学生のころ、毎月家族で勝負する漢字テストがありました。
「今月のテーマはさんずい」のように発表され、書けた数でお小遣いが決まるシステムです😅父に勝つのが目標で、テスト前数日は漢字辞典とにらめっこでした。そのおかげか漢字に苦手意識はなく、むしろ楽しいものとなったので漢字検定にも挑戦したり、漢字教育士の資格をとったりするようになりました。
ぜひ、勉強に楽しい意識づけを!
長野県佐久市岩村田にある個別指導塾『個太郎塾佐久平教室』
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