【日本史の豆知識】相撲と埴輪(はにわ)の不思議な関係とは?
こんにちは、眞島です。
みなさんは日本の国技をご存知ですか。今日は日本を代表するスポーツ、相撲についてのお話です。
相撲の歴史
相撲は世界各国で似たような競技があるのですが、日本における相撲の歴史は8世紀前半、奈良時代、垂仁天皇のときにまで遡ります。
それ以前も力比べとしての相撲は存在していたようなのですが、この奈良時代にとり行われた野見宿禰(のみのすくね)と當麻蹶速(たいまのけはや)の天覧勝負(神や偉い人の前で見せ物として行なう勝負)をきっかけに、相撲は農作物の収穫を占う神事として毎年行われるようになったといいます。
相撲と埴輪の関係とは
そして、この相撲に勝利した野見宿禰は領地を賜り、天皇に仕えることになりました。この野見宿禰という人物は、じつは埴輪(はにわ)を考案したことでも有名です。
当時、天皇や皇后など皇族が亡くなると、陵墓という巨大な墓をつくり、亡くなった皇族のほか、殉葬といって生きたままのたくさんの人間も埋めていました。殉葬に心を痛めた天皇に依頼されて、野見宿禰は、土師部100人を呼び寄せて埴土(はにつち)で人や馬をかたどって人形をつくり、殉葬する人間の代わりに陵墓に立てることを進言しました。そしてこの人形こそが埴輪でした。
以降、野見宿禰はこの功績を讃えられて「土師」姓を賜り、土師連(はじのむらじ)となったとのことです。
まとめ
相撲について気になったら、東御にある力士雷電資料館を訪れてみてもいいですね。佐久市役所には御嶽海の手形があって、その大きさにビックリすると思います。
埴輪が気になったら、千曲市の森将軍塚古墳がおすすめです。資料館も充実していますが、実際に古墳の周りを歩いてみるのも楽しいですよ。(M)
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