読解問題、どの順番で解いていますか?
国語や英語の読解問題、皆さんはどのように解いていますか?
「とりあえず最初から文章を読んで…」という方も多いと思いますが、実は人によって解き方が少しずつ違います。
数学のように「こうやって解くんだよ」と教えてもらうことは少なく、授業では教科書の内容整理や漢字、語句の確認が中心ですよね。
そのため、いざテストになると、自分なりの解き方で問題に取り組んでいる人が多いのです。
ですが、「解いていたら時間が足りなくなった」「細かい内容を読み間違えてしまった」という経験はありませんか?
そこで今回は、国語や英語の読解問題でのおすすめの取り組み方をご紹介します。
特に、点数が思うように伸びないと感じている方は、ぜひ試してみてください。
【よくある読解のパターンと注意点】
① 文章を全部読んでから解くタイプ
→ 落ち着いて読める一方で、時間切れになることが多く、あとから「どこに書いてあったっけ?」と何度も読み返すことに。細かいミスも起こりやすくなります。
② 問題を見ながら読み進めるタイプ
→ 時間は短縮できますが、内容全体の把握があいまいになりやすく、選択問題や筆者の主張、小説の場面の時間軸などで間違えることが多いです。
【おすすめの読解手順:4つのステップ】
※定期テストで9割未満の方は、一度この方法を試してみてください!
① 文章のタイトル・出典を確認する
→ タイトルや出典には、筆者の考えや文章のテーマが表れていることがあります。読む前にこれを意識しておくだけでも、理解しやすくなります。
② 問題文を先にざっと読む
→ 登場人物やキーワード、選択肢の違いをチェックしておくと、読み取りミスを減らせます。
「この言い回し、あとで出てきそうだな」と意識しながら読むと、理解が深まります。
③ 印をつけながら文章を読む
→ ②でチェックした語句や、筆者の意見、特徴的な表現などに印をつけながら読みましょう。
途中で答えを書いてしまうと、記憶が薄れたり読み直しが必要になったりして、時間のロスにつながります。まずは文章を最後まで通して読むことが大切です。
④ 印をつけた部分を中心に問題を解く
→ 読んだ直後の記憶が新しいうちに、印をつけた部分を手がかりに問題を解きましょう。
選択問題は、なるべく消去法で解くのがおすすめです。漢字の問題などは最後にまわしても構いません。
【おわりに】
読解問題が苦手だと感じている方は、ぜひこの4つのステップを実践してみてください。
最初は慣れないかもしれませんが、練習を重ねることで自然と力がついてきます。
お手元のワークや過去問で試しながら、少しずつ読み方を身につけていきましょう。