【算数・数学の裏ワザ】3でわれるかどうかが一瞬でわかる!?【わり算のふしぎ】
突然ですが、問題です。231は3の倍数でしょうか。それとも違うでしょうか。
3の倍数なら、3でわれるはずなので、筆算をして…23にたつ商は……えーと…と、考える生徒さんがほとんどのはず。(まれにソロバンやってたので余裕です!という生徒さんもいますが;)
そこでこの裏ワザ。
各桁の整数の和が3の倍数なら、その数は3の倍数です。(つまり、3でわれる数だということ)
たまに証明問題なんかで見かけるのですが、知っているとちょっとお得感があるのでご紹介です。(3人ですごい量のビーズを分けるときとか)(例えが下手)
試しにやってみましょう。231の各桁の数をたすと、2+3+1=6
6は3の倍数なので、231も3の倍数だということになります。
どうして?というと、証明問題そのままになってしまうのですが、
たとえば100の位がA、10の位がB、1の位がCという数は、
100×A+100×B+C と表すことができます。
(中学生以上はちゃんと100A+10B+C とするように!)
100を3の倍数を使いつつ表すと、33×3+1 、
10は3×3+1 とすることができるので、この100×A+100×B+Cは、
(33×3+1)×A+(3×3+1)×B+C
={(33×A)×(3×A)+A}+{(3×B)×(3×B)+B}+C
整理すると、
(33×A)×(3×A)+(3×B)×(3×B)+A+B+C
この、(33×A)×(3×A)+(3×B)×(3×B)の部分はどれも3の倍数をAやBにかけているだけなので、ABCの数が何であろうと3の倍数になります。
そのため、このABCという数において、A+B+Cの部分が3の倍数になるかどうかで、この数が3の倍数かどうかがわかってしまうのです。
そのため、231では2+3+1=6なので、231は3の倍数です。
(まだ文字式を習っていない小学生にもわかるように書いたので、中学生以上の皆さんは上の式で証明すると減点になりますよ!)
(M)
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