長野県小諸市の個別指導塾まなびば小諸荒町教室です。
今回は2024年度長野県公立高等学校入学者選抜学力検査(通称:公立高校入試)の結果が発表されましたので、ご紹介させていただきます。
今回のブログは、
・高校受験を控えた中学3年生生徒・保護者
・まだ受験は早いけどそろそろ意識し始めた中学1年生、2年生
・長野県の高校入試事情に疎い長野県移住者
の方々に是非読んでいただきたいです。
1 受検者数
・ 受検者総数 9,505 人(-386 人) ※( )内は前年度比較
・ 全日制 9,263 人(-396 人) 、定時制 142 人(+2人) 、多部制 100 人(+8人)
少子化の影響もあり、受験者数は年々減少しています。今年度も受験者減が予想されています。
2 教科別入試平均点
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | 合計 | |
平均点 | 54.9 | 49.0 | 59.1 | 49.2 | 61.7 | 273.9 |
昨年差 | -0.9 | -2.2 | +14.1 | -5.2 | +4.8 | +10.9 |
昨年との比較では、英語で昨年の平均点を大きく上回る点59.1点(+14.1点)になりました。
長野県教育委員会の発表によると、
英語で平均点が高くなった一つの理由としては、授業において互いの考えや気持ちを伝え合う対話的
な言語活動が重視されるようになったことで、自分の考えを簡単な語句や文を用いて書くことができる
受検者が増えたことが考えられる。
ということで、昨年度入試を踏まえ各中学校で入試に対応するための取り組みとして、英語の授業に対話(コミュニケーション)を重視する傾向になったことが得点アップにつながったようです。
その他の教科は、例年よく見られる±5点の差でした。
長野県の傾向として興味深いのは、理系科目(数学・理科)が毎年低く、受験生が苦戦していることが分かります。そのため、これから受験を控える生徒は数学理科の勉強は早めに取り掛かることをおすすめいたします。
3 長野県公立高校入試平均点分析
もしかしたら、5教科の平均点が300点を下回っていることにビックリされたかもしれません。しかし、多くの都道府県で入試平均点は6割(5教科の場合300点)を下回っているのです。
この原因として考えられることは次の2つです。
学習量の増加
授業時間数の増加は、中学だけではなく小学校の増加も入試の難化に大きく関わってきます。たとえば小学校4年生から導入された英語では、入試までに小学校含め6年間の学習内容になります。時間数がふえればそれだけ、学習しなければいけない範囲は増加し、受験生を苦しめます。
問題レベルの難化
入試で求められる内容が、単純な暗記が多かった昔に比べ、資料や文章からの読み取りや自分の考えを表現する能力まで求められるようになりました。
多くの保護者の勘違いとして多いのが、理科社会をただの暗記科目と考えてしまうことです。
「理科社会は暗記科目だから、覚えればいいのよ。」
「なんでただ覚えればいい社会ができないの?」
このような発言をする保護者の方がいましたら、今すぐ考えを改めるべきです。
4 まとめ
いかがでしたでしょうか?
これから受験を考えている生徒は、平均点だけでなく実際の入試問題(過去問)を早めにチェックすることをおすすめします。書店で購入することもできますが、(意外に知られていないのですが)長野県の教育委員会のホームページに過去数年分の入試問題が掲載されていますのですぐに見てみましょう。
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