佐久長聖中学校第1回本校入試について
皆さんこんにちは。
先日佐久長聖中学校の第1回本校入試が終わりましたね。
そこで今回は佐久長聖中学校の第1回本校入試について、昨年度と比べてどう変わったのか、受験者数の変化とともにお話していきます。
受験者数・平均点
昨年より始まった4教科型・3教科型選択式の第1回本校入試について、昨年度よりどのように傾向が変わったのでしょうか?
2023年度(昨年度)受験者数・平均点は以下のようになっています。
この結果から、4教科型・3教科型共に受験者数はかなり減っています。
ですが合格者数は、2023年度の3教科型と4教科型を合わせたものと、2024年度の3教科型と4教科型を合わせたものがほぼ同じ人数です。
このことから、第2回本校入試の際に取る合格者数が減ることはなく、昨年度と同様に、30人程度とると考えられます。
ただし、佐久長聖中学校も第2回入試・第1回入試ともに合格最低点を設けていると言われているため、その最低点を越えなければ合格する可能性はとても低くなります。
点数については、合格者平均は3教科型では9点、4教科型では7点ほど高い結果となりました。
昨年よりテストが簡単になってのではないかと考える方がいる可能性がありますが、それよりも受験者のレベルが高くなったことが考えられます。
今年度受験した個太郎塾の生徒に話を聞いたところ、国語と社会については昨年度よりも簡単になって、算数と理科については昨年度よりも難しくなったと言っていました。
こちらは生徒の体感ですので、確実にそうなっているとは言い切れませんが、算数や理科は難易度が高く感じました。
各教科の内容
今年の第1回佐久長聖中学校入試は、
国語に関しては、文章量・出題形式は昨年度と変わらずでした。
昨年度と変わらないといっても、文章量はかなり多い印象があり、文章を読みなれていない子供が解くには難易度が高いものとなっています。
日ごろより読書を行うこと、本を早く読み内容を理解する練習をしておくことが良い対策となるでしょう。
算数に関しては、思考を表現する問題の出題が増えました。
昨年度は答えを書かせるもしくは作図の問題のみでしたが、今年度は自分の考えまで記載しなければならず、この出題形式に慣れていないお子様は、ここで点数を落としているようです。
これは学習指導要領に則った変化だと考えられます。
来年度以降もこのような思考を表現する問題の出題は増えていくでしょう。
算数の問題に関しても、どうしてその答えになるのかお子様に説明してもらうことで、算数の記述問題の対策とすることができます。
社会に関しては、歴史および公民分野は昨年度と出題傾向はほぼ変わりませんでした。
地理に関しては、昨年度は日本全体を聞かれたのに対し、今年度は圧倒的ローカル問題で、米作りに関する知識を必要とする問題のように感じました。
このような自分の知らない知識の問題を解くことは非常に難しいですが、語句問題以外は農業が発達した背景や歴史を一緒に勉強することで、対策となります。
農業の発展には、その町の地形や風習が関係しています。その歴史を理解することで、記述を必要とする問題でも得点できる可能性が高くなります。
理科に関しては、出題形式はそれほど変化がありませんでした。
物理分野で出題される計算問題に関しては、解く上で理科で培った知識だけでは解くことが難しく、算数で習う比例や反比例の知識を必要とします。
このような計算問題を解くには、理科の知識と合わせて算数の計算力も身に着けることで対策することができます。
まとめ
本日は佐久長聖中学校第1回本校入試についてお話ししました。
これから第2回本校入試まで1か月ほどです。
第2回を受験予定のお子様の保護者の方は、残り僅かな勉強時間を上手に使い、本人がやり切ったと言えるようなサポートをしてあげてください。
個太郎塾佐久市岩村田教室では、現在小学6年生の佐久長聖中学校の受験生の募集は終了しています。
来年・再来年で受験を考えている保護者の方、お話だけでもいいので下記フォームより個太郎塾佐久市岩村田教室までご相談ください。
長野県佐久市岩村田にある個別指導塾『個太郎塾佐久市岩村田教室』
営業時間:15時から21時(月・日曜日定休)
〒385‐0022 長野県佐久市岩村田1158-13 2F TEL:0267‐88‐7861