【保護者の質問に答えます】小学生の家庭学習、タブレット学習は正直アリ?ナシ??
タブレット学習と紙ベースの学習、どちらがおすすめですか?よく謳われているのは、タブレットはひとりで完結できるから親が付き添う必要がない、というものなのですが…
小2保護者
こんにちは。個太郎塾佐久市岩村田教室の渡辺です。昨今は家庭学習でもタブレットを利用するコンテンツが増えてきましたよね。
入塾前のご相談でも、現在タブレット学習に取り組んでいるというお子さんが増えてきました。
ご相談いただいた生徒さんも、小学校入学時からタブレットでの家庭学習をしているとのことでした。(掲載の許可はいただいています)
小学生のタブレット学習、そのメリットとデメリット
まず、タブレットを利用した学習のメリットですが、
・ゲーム感覚でできる
・短時間で学習できる
・勉強へのハードルが下がる
・どこでも場所を問わず学習できる
・親が付き添っていなくてもよい?
次にデメリットですが、
・ノートをとる練習にはならない
・間違えた問題や箇所(途中式など)が見返しづらい
・間違えた問題を放置しがち(コンテンツ次第)
・親がほめるポイントが減る
書き出してみたところ、意外とデメリットは少ない…ようにも思えるのですが、このなかでも
・ノートをとる練習にならない
というのが意外と曲者だったりします。
タブレット学習では学校の授業の理解度は上がらない?
以前、ほかの記事でもご紹介したのですが、小学生、場合によっては中学生ですらも、ノートをとりなれているかどうかが学校の授業の理解度にストレートに関わってきます。
板書慣れしていないお子さんは授業中にノートを写すことに必死になってしまって、先生の話や解説を聞き逃したり、書くことだけに集中してしまい授業内容がまったく頭に入っていない…ということが多々あります。そうなると、せっかくの家庭学習なのに結局学校の授業が聞けていないその補填をするだけになってしまいますよね。
そのため、小学生、とりわけ字の書き方や勉強のしかたを学習している最中の低学年のお子さまは、ノートをとる練習、字を素早くきれいに書く練習のためにも紙媒体での学習のほうがおススメです。
とはいえ、すでに勉強が嫌いになりつつあるお子さんや、勉強にとりかかるまでにすごく時間がかかるお子さん、もしくは紙媒体での家庭学習の習慣はすでについていて、プラスαで学校の予習をサクッとしておきたいタイプのお子さんにはとても有効なツールだと思います。
タブレット学習をベースにした場合のノートのとりかた練習
勉強ぎらいのためタブレット学習をベースに家庭学習をするとして、どのようにノートのとりかたを練習していったらいいでしょうか?
小2保護者
基本的には字を書く・ノートに見やすくまとめることができていれば、勉強内容でなくともノートのとりかたの練習にはなります。たとえば、読んだ本の内容をまとめてみる・写してみる、偉人の名言を調べてノートに書いておく、毎日日記をかく、動植物の観察を記していく…などです。捕まえたポケモンを図鑑で調べて自分のノートにまとめる…なんていうのも、ノートのとりかたの練習になります。こういった、自由に自分で調べて書くためのノートは学年相当の漢字や語彙以外のものも身につけるチャンスになるので、タブレットベースでないお子さんにもおススメしています。
もちろん、「今現在」学校で学習している漢字などは優先して覚えてほしいので、学校の宿題や塾の課題はかならずやりましょう。
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