【保護者の質問に答えます】うちの子、進路が決まらないんです…
しばしば、お子さんに進路の話をする際に、「いきたい高校ないの?」とか、「将来やりたいことはないの?」なんて声がけをされると思います。おそらく多くのお子さんは、「ない」「わからない」「考え中ー」なんて返事をすると思います。経験談です。
そんな生徒さんでも、「小さいころ、大きくなったらやりたかったことはある?」とお話しすると、大抵は「先生になりたかった!」とか、「小さいころは野球選手になりたくて…でも今は選手まではいいかな」とか、「将来の夢はガンダムに乗ることって七夕の短冊に書いたよ」なんて話してくれたりもします。
そこで、「小さいころはすごくなりたかったのに、どうして今は諦めてしまったの?」と聞くと、「周りに馬鹿にされて悲しくて」「それじゃあ食べていけないよって言われて」のように、「周囲に」諦めさせられたお話をしてくれたりもします。
そこで、「例えば」その夢を諦めなかったとして、先生ってどうやったらなれるんだろう?野球選手になるには?ガンダムを作るのに必要なことって?というテーマで進路についての調べ方・考え方を紹介していきます。
すると、今の自分の位置と、将来の自分へ向けた計画がみるみる明確になるにつれて、「これくらいの大学に行くには、これくらいの高校に進んでいたほうがいいの?」と聞いてくれたり、「ここから分岐していけば、選手じゃなくても野球関係の仕事にはつけるかな?」とか、「ガンダムはさておき、ロボット工学って楽しそう」なんてポジティブな感想や質問が飛び出てきたりもします。
あくまで進路の調べ方・選び方についての話だからね、と言いつつ、なんとなく「考えるのが億劫で不安なもの」だったその子の進路が「これから先、楽しいことがたくさんありそう!」に変わった瞬間、学校の勉強だけでなく入試や入学後の生活へのモチベーションが一気に上がる様子をみていると、心から「頑張れー!」と応援したくなります。
進路を決定するそのときになって急に迫るような話をすると、まず高校を決めて、その後また進路を考える時期に行ける進路の中から選んで…となればなるほど、進路の選択肢は決まらないままどんどん狭まってしまいますが、目標から逆算して考えていくと、今やるべきことと将来への道筋が明確になっていきます。もちろんその通りに進めなくても、自分の立ち位置が明確になっているぶん修正や方針転換もしやすいです。(M)
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