生徒面談のおはなし
塾での進路面談をする際は三者面談で行うことが多いのですが、たまに生徒さんのほうから「ちょっと話を聞いてほしい・・・」と声がかかることがあります。
すごく真剣な悩みのこともありますが、多くは進路のことで、「自分ではうまく言葉にできないモヤモヤした感じ」を、家族でもない、友達でもない誰かに話しながら整理して、考えをまとめていくのに付き合ってほしい、といった印象です。進路のことに関していえば、塾の先生はプロでもありますからね。
「部活の顧問と話して、部活を続けるなら志望校はひとつ下のこっちの方がいいって言われて、部活は好きだけど高校で部活やってる想像がつかなくて…どう思いますか?」
「うちのお母さん、仕事で給食作ってるんですけど、家のごはんも本当においしくて、毎日楽しみで、私も料理…というか、食べること?食品?の仕事をしてみたくて」
「小さいころから野球やってて、送迎とか弁当とかいつも頼りきりで、それでもいつも応援に来てくれて。感謝してるけど、諦めかけてるの言えない。あーでもやっぱり諦めたくないよ。続けたい」
こういった場合、答えは自分のなかにあることが多いので、傾聴することがメインになります。とはいえ、授業や休み時間では聞けないような、その子自身の考えだったり不安だったり、「この子は普段こんなことを考えていたのかぁ」なんてハッとすることも。
そして生徒面談が終わったあとは今まで以上に授業に熱心に取り組んでくれることが多く、こちらもより「伝わりやすい」言葉や例を選んだり、一緒に二人三脚で進路に向けて歩を進めていけるので、とても充実した時間になっています。(M)
長野県佐久市岩村田にある個別指導塾『個太郎塾佐久平教室』
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