定期テスト対策だけではもったいない! 11月の復習ポイント― テスト範囲外こそ、伸びるチャンス ―
定期テストの勉強はもちろん大切ですが、実は「テスト範囲外の基礎」こそが学力の土台を支える部分です。
11月は、テスト勉強の勢いを活かしながら“学年の基礎の穴”を埋める絶好の時期。
今ここで少し手をかけておくことで、冬休み以降の伸びが大きく変わります。
テスト勉強で見落とされがちな「基礎のほころび」
定期テスト前はどうしても「テスト範囲」に意識が集中します。
しかし、成績が伸び悩む生徒ほど、テスト範囲の“外側”に苦手が隠れているものです。
たとえば、
- 計算ミスの原因は、1学期の基礎公式があやふやだった
- 英文法のつまずきは、be動詞と一般動詞の使い分けが曖昧だった
- 理科や社会で暗記が定着しないのは、用語の意味理解が浅いままだった
こうした「基礎のほころび」を放置したまま次の単元に進むと、内容がつながらず、勉強しても成果が出にくくなります。
復習の効果が最大になるのは、実は“テスト直後”
「テストが終わったらひと休みしたい」という気持ちは自然なことです。
ですが、復習のタイミングとして最も効果的なのは“テストが終わった直後”です。
- 問題や自分のミスを具体的に覚えている
- 苦手の原因をすぐに確認できる
- 「次こそは」と気持ちが前向きになっている
この時期にきちんと見直しをしておくと、苦手がそのまま次のテストや入試に影響するのを防げます。
「できなかった問題をやり直す」「なぜ間違えたのかを書き出す」だけでも、十分な復習になります。
「冬期講習で伸ばす力を今から育てる」
冬期講習では短期間で成果を出すために、限られた時間を集中して使います。
だからこそ、その前の11月に基礎を整理しておくことが重要です。
基礎が整っている子ほど、冬期講習での伸びが大きく、
新しい単元の理解がスムーズになります。
今のうちから「テスト後の振り返り」を始め、
冬期講習でステップアップできる土台を一緒につくっていきましょう。


