内申に直結!長野県の中3生が受ける「総合テスト」とは?2学期の重要な試験と対策ポイントを解説
受験に向けて、2学期から始まる「総合テスト」とは?
長野県では、中学3年生になると、2学期から「総合テスト」と呼ばれる本格的な学力テストが始まります。
このテストは、高校入試を意識した出題内容・形式であり、成績(内申点)に大きく関わるため、受験生にとって非常に重要です。
この記事では、長野県内の中3生が受ける総合テストの概要や、保護者が知っておきたいポイント、効果的な対策についてまとめました。
総合テストってどんなテスト?
■ 実施時期
おもに8月〜11月にかけて、学校ごとに月1回程度、3〜4回実施されます。
■ 出題範囲
範囲は広く、中学1年生〜3年の夏までの内容が含まれます。
特に最初の総合テスト(8月頃)は、中1・中2の内容が約7割を占めるとも言われています。
■ テスト形式・レベル
- 公立高校の入試問題に近い難易度
- 記述式や長文問題も多く、思考力や表現力が求められる
- 出題量も多く、時間配分の工夫が必要です
平均点はどうなる?定期テストとの違い
定期テストでは平均点が70〜80点台になることもありますが、総合テストでは平均点が50点前後になる教科も珍しくありません。
これは、範囲が広く、より実力を問う形式であるため。つまり、「本当の実力」が問われるテストです。
なぜ総合テストが重要なの?
■ 内申点(調査書)に直結
中3の2学期以降の成績は、高校入試で提出される「調査書(内申書)」に大きく影響します。
特に推薦入試や前期選抜では、この総合テストの結果が選考に直結するケースも。
■ 実力と入試のギャップを知る機会
「学校のテストでは良い点が取れていたのに、総合テストで急に下がった…」という生徒も少なくありません。
このテストで弱点を早めに知り、対策を始めることが合格への第一歩になります。
対策ポイントはこれ!
✅ 1. 中1・中2の復習を最優先
- 特に数学・理科・英語では、1・2年の基礎が問われる問題が多数出題されます。
- 過去のワークやプリントを活用して、解き直し中心の学習を。
✅ 2. 高校入試問題に触れる
- 長野県の過去問や全国の入試問題にチャレンジしてみましょう。
- 最初は時間を気にせず、問題形式に慣れることが目的でOK。
✅ 3. 時間を計って演習する練習
- 出題量が多いテストでは、時間内に解き終える練習が大切。
- 解く順番(得意な問題から)を決める工夫も得点UPの鍵です。
保護者のかたへのアドバイス
2学期の中3生は、部活引退後で気が抜けがちな時期でもあります。
ですが、総合テストは「高校入試の成績が決まる」大切な期間。
スケジュールや学習ペースを一緒に考えてあげると、お子さんも安心して取り組めます。
- 苦手科目の復習スケジュールを立てる
- 演習問題を一緒に振り返る
- テスト後に「どうだった?」と話すだけでも、本人の意識は変わります
まとめ|総合テストは「受験準備」のスタートライン
項目 | 内容 |
---|---|
実施時期 | 2学期(8〜11月)に月1回程度、計3〜4回 |
範囲 | 中1〜中3夏までの全範囲(特に中1・中2) |
難易度 | 高校入試に近い/平均点は低め(50点前後も) |
目的 | 内申点に直結/受験対策の実力確認にも |
対策 | 復習重視+演習+時間配分の練習 |