【世界史の豆知識】カレーライスはどうやって日本に来たの?
みなさんは、カレーライスは好きですか?私は大好きです。キーマにチキン、ビーフにポーク、マトンに海老にシーフード…豆…どんな食べ方をしても美味しい、最強の食べ物だと思います。
さて、このカレーライスは一体どの国から日本に伝わったのでしょう?もちろんインド!…と思いきや、実はイギリスなのです。
実はこのカレーライス、日本に伝わった当時はとてもハイカラな「洋食」でした。18世紀の当時、イギリスはインドを植民地として多く支配していました。世界地図を見てもらうとわかるように、インドはとても広かったことから、それを統治するためにたくさんのイギリス人兵士や官僚などがインドへ送り込まれ、現地のインド人が彼らのお世話をしていました。もちろん、食事もです。
そこでのカレーは徐々にイギリス人の口に合うように変化して、インドでのイギリス人だけでなく、イギリス本国にいるイギリス人にも手軽に食べられるように「カレー粉」と「ルー」が生み出されました。
そしてそれが日本へも輸入されたのです。
ちなみにですが、有名な新宿中村屋のカレーはインド独立の闘士、ラーシュ・ビハーリ・ボースがインド独立へ向けて総督を急襲したのち渡日、新宿中村屋に匿われている際に発案したものだそうです。インド人直伝の本場の味というのが話題になり、当時から大人気だったとか。嘘みたいな本当の話です。(M)
↓インド各地のカレーとその歴史、レシピが掲載されている本です。本格的なスパイスが使われていてなかなか真似できそうにないのですが、ビリヤニ食べたいです。
ビリヤニも、モンゴルに由来するムガル帝国下、もともと遊牧民の食べ物「ピラウ(ピラフ)」にスパイスが加わり発案されたもので、それがヨーロッパに伝わってパエリアやリゾットになった…というお話しでした。そちらの歴史も気になります。
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